SPECIAL CONTENTS 女性エンジニア座談会

コベルコ科研で活躍する女性エンジニアたち コベルコ科研で活躍する女性エンジニアたち
コベルコ科研で活躍する女性エンジニアたち

O.M

技術本部 加古川事業所 技術室 材料接合グループ 材料評価チーム
2009年入社
生命体工学研究科 生体機能専攻 修了

大学院時代も今も、研究テーマは金属材料の評価。金属は、わずかな変化で強度も性質もガラリと変わる。そのおもしろさには限界がないと実感する毎日だ。

S.Y

技術本部 加古川事業所 技術室 試作・物性評価グループ 試作実験チーム
2016年入社
工学研究科 物質系工学専攻 修了

大学院ではガラスを研究。素材そのものよりも実験や評価への関心が深かった。今は、鉄をはじめとする多様な素材の実験・評価という、希望通りの仕事に取り組んでいる。

女性エンジニアとしての成長。 女性エンジニアとしての成長。

S.Y
Oさんは、接合評価チームですよね。
O.M
そう。でも、私自身の仕事は、接合そのもののではなくて接合前の金属材料の評価が中心です。対象は、薄鋼板などの一般鋼板はもちろん製品や部品まで本当に色々で。まずお客様が求めておられる材料を小ロットでつくって、それを評価するということも、よくやっています。
S.Y
もちろん、評価方法の提案も?
O.M
そうそう、そこが一番大変だけどおもしろいところ。そもそも評価の目的自体、お客様によって全部違っていて、その目的が定常の試験では達成できないからこそ、コベルコ科研にご依頼いただけるわけでしょう。オリジナルの治具をゼロから作り上げたり、測定方法や計算方法に頭を悩ませたり、さんざん苦労する分、やりがいも大きくて。
S.Y
それは私も同じです。私の場合、担当は2つで、一つが材料や製品の熱物性に関する試験と評価、もう一つが製銑・製鋼の技術開発に関わる実験と評価。どれも、その道のプロであるお客様からのご依頼だけに、一般的な手法では測定できなかったりする難しい課題ばかりで。でも、だからこそ、周りに相談しながら装置原理や材料を調べ上げて提案し、最終的に求めておられる答えが出せて感謝の言葉をいただけた時は、もううれしくって、心の中でガッツボーズです。
O.M
いろんなことをやらせてくれて、経験を重ねるごとにこなせる仕事が広がっていくのも楽しいでしょう?
S.Y
取り組んでいるテーマはどれも先例がなくて自分で考えるしかないし、困った時に相談できる上司や先輩にも恵まれているから、技術者としてどんどん成長できている実感があります。
O.M
言われて動くのでないから、やればやっただけ身につくのよね。
S.Y
専門技術や測定技術はもちろん、同時に複数の仕事を回していくマルチタスクの能力も鍛えられますね。頭を切り替えながら数10の案件をスピード感を持って進めていくのは本当に大変。最近ようやく、周囲にも上手に頼って、全てをコントロールできるようになってきました。
O.M
身につく技術として他に思いつくのは、実際の試験や測定を現場にお願いする際に必要な、安全面の危険予知の技術とか…。それと、私の場合は、意外なことに撮影技術も(笑)。評価するモノを受け入れた時に外観写真を撮っておくことが多いから、かなり上達しました。

これがあってこそ続けられるワークライフバランス。 これがあってこそ続けられるワークライフバランス。

S.Y
お子さんもいて、家庭との両立は大変じゃないですか?
O.M
子どもは今2歳なんだけど、産休・育休から復帰したばかりの頃は結構大変でした。以前と同じように仕事をこなしたい一心だったから。でも、長いブランクで勘は鈍っているし、子どもは突然熱を出したりするし。仕方なく周囲にSOSを出すようになったら断然ラクになって、最初からこうするんだった(笑)てね。
S.Y
子どもが小さい間は、少し仕事をセーブする気持ちも大切?
O.M
人にもよるでしょうけど、私は家庭も仕事もムリをしないことが目標。職場では、できることは積極的に頑張り、できないことは思い切って周囲にお願いしています。今、助けてもらっている分、子育てが落ち着いたらしっかりチームに還元するつもり。
S.Y
そんなふうに仕事も家庭も頑張っていても、自分の時間って持てるものですか?
O.M
月に2回は、何もかも忘れてブラスバンドの練習に没頭していますよ。もう20年来の趣味で、地域の市民楽団でクラリネットを吹いているの。
S.Y
そうなんだ。やっぱり何でもやる気一つですね。私は旅行が趣味で、学生時代の友人と、学生時代にはできなかったちょっと贅沢なグルメ旅を楽しんでいます。一番最近は伊勢志摩への旅行で豪華伊勢海老料理を2回も。
O.M
いいなぁ。子どもができると旅は荷物が2倍になるし、スケジュールも無理が効かなくて。Sさんだって、そういう旅ができるのは今のうちだけかも(笑)。
S.Y
後悔のないよう頑張ります(笑)!

恵まれた職場環境。今後はますます良い方向へ。 恵まれた職場環境。今後はますます良い方向へ。

O.M
それにしても、こんなふうに自分にとって一番いいバランスで仕事を続けていけるのは、職場環境に恵まれたからこそだと考えると、いい会社を選んだなと思います(笑)。仕事はテーマごとにポンと任されてしまうことが多いから、スケジュールに余裕のあるテーマなら途中で多少子どもに時間を取られたとしても自分一人でコントロールできるし、タイトスケジュールのテーマなら最初から誰かにアシストをお願いして一緒に入ってもらって何かあった時にカバーしてもらえるし。
S.Y
私のチームは最近、チームリーダーが先頭に立って、毎朝ミーティングで進捗を報告し合ったりして、仕事の共有化に力を入れているんです。だから、仕事が終わらないけど早く帰りたい時とかは、遠慮なく誰かに助けてもらえるようになりました。
O.M
仕事の共有化は、たとえば担当者が休んでいてもお客様の問合せにお答えできるようにするためにも、とっても大切だと思う。遠からず全チームに広がっていくでしょうね。
S.Y
そういうわけで周囲の協力は得やすい環境ですが、それ以外にも、たとえば、技術者はフレックスタイム制だから子どもができても働きやすいということはあるんですか?
O.M
もちろん。それと、職種に関係なく、保育園の迎えなどの理由があれば車通勤できるのも、すごくいい制度で助かってます。ほかにも私がまだ活用できていないいい制度がきっと色々あると思う。調べて見つけるのもエネルギーが要るから、今後は女性社員同士で情報交換できる場なども作りたいなと思ってます。
S.Y
情報交換に加えて、一緒にどんどん声を上げてより働きやすい環境にしていければいいですね。
O.M
幸い、仕事自体では、女性だからというデメリットは一切感じないでしょう?
S.Y
お客様はメーカーで男性社会だから、女性の視点を活かすことで喜んでいただけることが多いし、現場にムリをお願いする時なども、男性担当者に比べて、すんなり聞いていただけている気がします(笑)。
O.M
だからこそ、これからもたくさんの女性技術者に仲間に入っていただきたいですよね。
S.Y
社内の女性技術者がますます増えていけば、制度も一層充実して、どんどんいい方向に回っていきますね。